「韓国人の夫ががんに」早朝配送に飛び込んだロシア人妻
【03月16日 KOREA WAVE】韓国人男性と結婚した20代のロシア人女性が、がん闘病中の夫のために、早朝配送の仕事に追われている。そんな話がオンライン上で公開され、感動を呼んでいる。 ロシア出身の20代女性、ポリーナ氏夫婦が運営するユーチューブチャンネル「ポリナラン」に12日、上がってきた映像は、再生数29万回を記録し、連日話題を集めている。 今年25歳のポリーナさんは、韓国人のムン・サンウォンさんと結婚し、韓国で3年間、夫婦生活を続けている。 ムン・サンウォンさんは、ロシア旅行中に妻のポリーナさんに出会った。夫婦は2018年、韓国でペットおやつ事業・ペット同伴カフェを始めたが、事業は失敗し、2億ウォンの負債を抱えることになった。 夫婦ともに早朝の配送業を副業として続け、借金返済に努めた。この2年間はほとんど休んでいないという。 しかし、ムン・サンウォンさんが今年初めに舌がんの診断を受けた。今はポリーナさん一人で、夫の看護と早朝配送に追われる日々だ。 ポリーナさんは「(夫のがんの知らせを聞いた時)悲しくて泣いたが、夫に勇気を持ってほしいので、悲しむ姿は見せたくない」と話した。 ポリーナさんは、昼間はがん闘病中の夫のためにわかめスープ、トマトジュースなどの健康的な食事を準備し、夜には一人で夜明け配送に出る。そんな姿がネットユーザーたちの心を揺さぶっている。 ポリーナ氏は「韓国語で配送住所を探すのが難しく、最初は時間がかかったが、今はだいぶ早くなった」と話す。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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