<あなたの“ギモン”直撃リサーチ> プロ野球 なぜ2球団増える?なぜオイシックスがスポンサー?【WBS】
日本のプロ野球はセ・リーグ、パ・リーグ合わせて、12球団体制です。そしてそれぞれの球団に2軍があるんですけれども、2軍のリーグ、ファーム・リーグに限ってシーズンから66年ぶりに新たに2球団が加わり、14球団になります。一体なぜなんでしょうか? 新潟県新潟市。ファーム・リーグに新たに加わるチームの一つが「新潟アルビレックスBC」です。 3月のシーズン開幕を控え、キャンプが行われていました。その中には、昨シーズンまで広島カープにいた薮田和樹投手や、阪神タイガースにいた高山俊選手の姿もありました。さらに、巨人、北海道日本ハムで活躍した台湾出身の陽岱鋼選手の入団も発表されました。薮田投手は「この先、野球ができるのも長くない。新潟で何か残せるものをつくっていけたら」と話します。 プロ野球を取り仕切る日本野球機構。なぜ2球団の参戦を認めたのでしょうか? 「野球をさらに多くの人に見ていただく手を打たなければいけない。新しいエリアの野球ファンにプロ野球を見ていただく」(日本野球機構の井原敦事務局長)
実は30年前に10クラブでスタートしたサッカー・Jリーグは、今や60クラブ、41の都道府県にあります。それに比べ、野球にはプロチームの空白地が多いのです。 新潟市民も「新潟市が盛り上がるのでいいことだと思う。すごく頑張ってほしい」「まさか2軍とはいえプロと対戦するようなチームができるとは思っていなかった」と期待を寄せます。また、新潟アルビレックスBCに所属する高山選手も「新潟でも身近に感じることで、子どもにプロ野球選手になりたいと思ってもらえる。いい姿を見せたい」と話します。 今後1軍のエリア拡大も進めるのでしょうか? 「1軍では今の12球団の枠を超えることはあり得ない。12球団それぞれの本拠地エリアの観客数などのマーケット規模が1軍のプロ野球球団を経営するには限界。それよりこぢんまりしたところで、1軍の球団経営をするのは大変な努力が必要で、非常に難しい」(日本野球機構の井原事務局長)