「母の声を聞けたのはありがたかった」地震発生72時間超で救出も容態急変 80代女性が病院で死亡【能登半島地震】
石川県輪島市で能登半島地震発生から72時間を過ぎて救出された80代女性が、病院搬送後に亡くなりました。倒壊した家屋の片付けにきた女性の長男が取材に応じ「会話にはなっていないけど、母の声を聞けたというのはありがたかった」と話しました。 長男の武志さん(60)によると母の節子さんは救出後、口調ははっきりしていましたが、その後、容態が急変し、6日未明に亡くなったということです。 武志さんは「会話にはなっていないけど、母の声を聞けたというのはありがたかったですね。病院でちゃんと声を聞いて、温かい手を触って」「母は寒がりなので1月の寒い時期に暖房もないところで72時間もよく頑張ったなと思います」と話しました。 節子さんが救出された際、同居していた次男の忠司さん(58)は節子さんに覆い被さるようにして亡くなっていました。 当時、武志さんは「弟が母をかばってくれたんだろう」と話していました。
ABCテレビ